第1回対談(前編)
三十路さん
06'10
三十路さんのブログへ 32歳/未産/筋層内筋腫10cm、5cm×2
筋腫発見時は5cmと3cmだったためしばらく経過観察。
7cm、5cmぐらいに成長したため、2006年8月10日に筋腫核出手術を受ける。
実際に摘出された筋腫は10cm 1個、5cm 2個だった。

ねむ こんばんは。

三十路 こんばんわ。やって来ました。

ねむ よろしくお願いします。

三十路 よろしくお願いしますm(__)m チャットのページ見たのですけど、面白い企画ですね。

ねむ でもまだ申し込みないんです。

三十路 そりゃぁ、やっぱり最初は用心しちゃいますよぉ。

ねむ そうですよね。三十路さんもそうでしたよね(^^; でも今回のこの「対談」を読めば、恐れなくてもいいってわかりそうかな?

三十路 そう思います。

ねむ 申し込みがあるといいなぁ。気長に待つことにします。


 対談スタート

ねむ 術前は、横になってお腹を触るとしこりみたいなのがわかったんですか?

三十路 しこり、わかりました! しこりっていうか、おにぎりぐらいの大きさの異物感を毎朝、触ってました。 2個、確認してました(実際手術でとったのは3個ですが)。

ねむ (ブログには)寝ると脂肪なら横に流れるが、ソレは動かないって書かれていましたね。

三十路 最初は、便秘だと思ってたのですけど、 おにぎり大のものが、へその下あたりにあって、 それは硬くて、へその下が盛り上がってました。寝ても、盛り上がったまま。 その盛り上がりは、今年に入ってから目立つようになりました。

ねむ 私もヘソの下が盛り上がっているんですが、筋腫のせいではなかったのです・・・(泣)。 ただの脂肪(汗)。

三十路 硬いですか?

ねむ 硬くないんです。(^^;

三十路 笑った。へその下は、確かに脂肪ポイントですよね。私もいまだに、、、 でも、明らかに硬さが違います。脂肪はつまめるけど、筋腫は硬くてつまめません。

ねむ "このでっぱりは筋腫のせいだ!小さくなれば凹む!"と思っていたのに、 婦人科の先生が触診した時「お腹の上からじゃわからないね」と言った瞬間、その考えは崩れ去りました。

三十路 医者が触って、脂肪だ、って判断されちゃったわけですね。

ねむ そう、医者に判断されてしまった・・・。その上、MRIで現実をつきつけられました。 脂肪の厚みを測ってしまいました(笑)。


 術前の生理の様子

ねむ 術前の生理ってどんな感じでした?私はレバー状のものがかなり出たんですが。

三十路 レバー状って、やっぱり異常なのですか?(ねむさんに質問しちゃうけど)

ねむ レバー状が問題なのか、その量が問題なのか・・・?わかりません・・・。 でもレバー状が出始めたのはまだここ数年のことで、以前は全くなかったと思います。

三十路 全くなかったんですか。私は、少し塊が混じるものだと、初潮のころから 思っていたような気がします。 レバー状も、生理の量が多くなってからは、驚くほど大きかったことがありました。

ねむ 私はすごい大きいのがドボドボ・・・ということもありました(泣)。

三十路 ねむさんの日記を見ると、すさまじい出血量でしたね。 どぼどぼがずっと、みたいな。すごく同情してしまいました。

ねむ 私は粘膜下筋腫なので、本当にレバー状の出血がひどくて。

三十路 私もどぼどぼは3日間くらいありましたが、特大ナプキンであれば2時間弱はもちました。 たまに、時間オーバーして、もれたんですけど(涙)

ねむ 日中で2時間ですか??寝ている時ではなくて?

三十路 日中で、タンポンと特大ナプキン(月経過多用)の併用で、 1時間半はいけました。1時間だったかな。。。実際もらしてましたから。 ねむさんは30分でいっぱいになるとあったので、驚きました。仕事にならないですよね。

ねむ でも日中に「特大ナプキンで1時間半」はつらいですよね。 30分もたないことは何度かありましたが、ナプキンの前から後ろまで真っ赤で、重さもズッシリだったのが衝撃的でした。

三十路 仕事で、打ち合わせとかで2時間くらい座ってなきゃならないことありますよね。 そういう時は、気が遠くなりました。 緊張で、ほんとに意識がもれてないか、だけに集中しちゃって、打ち合わせどころじゃない。

ねむ トイレに行けない状態の時は、本当に嫌ですよね。 私は通勤電車で10分乗っている間が不安で不安で。電車にトイレがあったので、トイレ前に乗っていました。

三十路 トイレの頻度増えますね。むちゃくちゃ。 私は、自席のイス(青の布張り)に血液をつけてしまったことがあって、その日はショックでふらふらしてました。

ねむ 職場での出血は泣けそうです。


 婦人科受診のきっかけ

三十路 私が婦人科受診を決心したのは、不正出血のほうでした。 出血量が多いのは、「個人差」で片付けようとしていて。 それだけ婦人科の敷居が高くて、なんとか避けようとしていました。 ただ、不正出血はやばそうで。 不正出血がなかったら、私はどこまで我慢してたんだろ。

ねむ 婦人科の敷居は高いですよね〜〜〜〜〜。富士山より高い!

三十路 今でこそ、当たり前になりましたが、 婦人科の内診というやつは想像するだけで「ありえない」と思っていました。

ねむ 本当ですよね。婦人科=内診の図式があって、すごく覚悟が必要でした。

三十路 そういうわけで私も、はじめての婦人科は絶対女医さん!と必死で探しました。

ねむ 私も過多月経にならなければ、婦人科に行くことはなかったと思います。


ねむ 確か三十路さんには担当医がたくさんいるんですよね。

三十路 そうなんです。これは、微妙です。 チームだと、一人の医師の方針とか思い込みとかに左右されないというメリットがありますが、 人間として、医師と対面して信頼関係を築くということが難しいです。 外来に行くと、毎回どの医師にあたるかわかりません。医師はカルテに書いてあることだけで判断してその日の診療をします。 前回と顔色が違うな、というようなことは見てもらえないわけで。

ねむ 同じ医師であれば、前回の状態もわかっているし、話もしやすいですよね。

三十路 また、チームの中でも私と相性のいい人、悪い人がいるので、いい人に当たればいいのですが。 相性のいい医師に毎回見てもらいたかったです。たまに違う人が代打だったらいいけれど。

ねむ でも総合病院では医師を選べませんよね。相性が悪い医師に当たるとつらいですね。

三十路 私という患者が、カルテに書いてあることだけで全てであるような感じがしました。 相性が悪い医師には、ずいぶん泣かされました。手術の恐怖をぬぐってもらいたいのに、逆に恐怖を助長されて。。

ねむ 医師にとっては、毎度毎度のことでそれほど重要に思わないかもしれないけれど、 患者にとってみれば手術はお腹に異物をいれるのだから、本当に恐怖ですよね。

三十路 医師にとっては、毎日何件もこなしている難易度の低い病気のクランケ〜、って感じですね。 私は子宮全摘のリスクが恐くて。手術には子宮全摘のリスクが必ずあります。という説明を何度もされました。 そのリスクは、高い確率ではないけれど、ありうることなので、ご了承ください。と。 ご了承できかねます、っていっても、だったら手術キャンセルしろってことになるので。。。

ねむ 手術中、知らない間に子宮全摘されていたらショックですよね。

三十路 知らないあいだに子宮全摘されるのは困ります。 でも、少ない確率とはいえ、そういうことがありえて、そういう患者さんもいるのだと思うと、言葉がないです 。

ねむ まだ若いし、この年で子宮がなくなるのはショックですよね。 それに取る、取らないは自分の判断でしたいですね。

三十路 ご家族といえども、それは勝手に判断されては困るよ、と思うんですよね。 伝家の宝刀みたいに「家族の同意」というのですけど、 自分の体であって、家族の体ではなく、 自分の思いと家族の思いと一致するとは限らないわけですからね。

ねむ そう!そうなんですよね。 どんな病気であっても、どう治療していくかは自分で判断したい。 自分の体の状態は自分が一番良くわかるし、 もし家族が何かの判断を下したとして、その後つらい思いをするのは患者である自分なんだから。

三十路 そうですよね。ただ、家族の同意が得られないと命を落とすという状況の場合は、 仕方ないでしょうと説明されました。 そうなのかもしれないけど、だったら私は死んでも悔いはないと思ったりして。

ねむ それもわかるんですけど・・・後々、いつまでもショックを受けそう。


 術後の筋腫と病院選び

ねむ 術後は出ていた分のお腹はひっこんだんですか?

三十路 おにぎりはなくなりましたが、最初は恐ろしくお腹全体がむくんでました。

ねむ お腹のむくみってどんな感じなんですか?パンパン?

三十路 骨盤から骨盤までのあいだが山なりになるって感じでして、ほんとにぱんぱん。 感触はやわらかいのですけど。 ぱんぱんだから、お腹の肉がつかめなかったです。張ってたんですね。 だんだんしぼんできたら、脂肪がつかめるようになりました。変な話ですが、脂肪がつかめるようになって安心しました。

ねむ どれくらい続いたんですか?

三十路 少しずつお腹全体が小さくなっていったので、正確にはわかりませんが、 ほとんどむくんでないなと思うまでには1ヶ月近くかかったと思います。

ねむ 結構時間がかかるんですね。

三十路 はい。1ヶ月くらいは、少し激しい運動(ちょっと多めに歩くだけですけど)すると、 お腹が熱くなりました。やっと最近、お腹が熱くなることはなくなったなって感じです。

ねむ もう本格的な運動も大丈夫?

三十路 本格的な運動はもともとしない人なのですが、軽いジョギングや、筋トレ、 ヨガなどはしています。日記を見て驚いたのですが、UAEの後は、筋腫が排泄されるんですね。 少しずつはがれてくる感じなのですか?

ねむ 粘膜下筋腫の場合は排出されることがあるそうでうす。

三十路 では、粘膜下でも全部が出てくる訳ではないのですか?

ねむ それが子宮口に詰まって感染症にかかったりすると、病院で掻き出してもらわなければいけないんですが、 本の写真で見たら、絶対に嫌だ!と思いました。 でも掻き出すことで筋腫がほぼ全部排出されるようなので、掻き出したあとは安泰みたいです。

三十路 え。写真には掻き出したものが載っていたのですか?

ねむ はい。医療従事者向けの専門誌を読んでしまいまして。

三十路 少しずつ、外に出てくれれば、掻き出す必要もないわけですよね。

ねむ 少しずつ排出されて、感染さえなければ掻き出す必要はありません。

三十路 専門誌にも手を出すとは、ねむさんはとことんこだわる派ですね。

ねむ やっぱりUAEはまだ情報が少なくて。子宮筋腫の本を見ても2〜3行で 紹介してあるくらい。ネットで検索しても詳しい術式とか、体験談はほとんどないから。

三十路 ああ、そうか。UAEは調べる方法が限られていますもんね。 UAEはその新しさゆえに、二の足を踏む人も多いと思うのですが、これでイケルと思ったのは、 やはり岡山の病院との出会いですか?

ねむ UAEは日本では1999年に初めて施術報告されたというのだから、 まだ7年目ってことですね。 岡山の病院との前に、地元の病院での嫌な体験も後押ししてますね。

三十路 ずけずけとモノを言う女医さんですか。相性のいい医師との出会いは、 なかなか難しいですね。

ねむ 岡山の病院も、HPを見てて第一印象が良かったのもありますが、初めてメールをして、 先生が直接返事をくれたことが大きかったです。 UAEという選択よりも、医師を選択したという方が正しいかもしれません。 「治療中にどんな風になったとしても、この先生の元であれば後悔しない」と思えたのです。

三十路 信頼関係ですね。私もそういう関係築ける医師と出会いたかった。 でも、岡山のその病院には医師は他にもいるんですよね?

ねむ 医師は二人だけ。婦人科の先生と放射線科の先生だけです。

三十路 そうかあ、じゃあ、その病院=その医師を選択たってことなんですね。

ねむ だから毎回同じ先生の診察です。しかも!ちゃんと二人の先生(+看護師) の間でしっかり連絡がとれていました。これはすごく感心したし、本来はこうあってほしい(あるべき)だなと思いました。

三十路 いい病院だ、というのが実感できるって安心ですね。 診察時間もきちんととられていたみたいですよね。私なんて、2分診療くらいでした。。。 女医さんクリニックも、総合病院も、1分問診、2分内診、1分診察くらいで、医師とひざ突き合わせて相談するっていう雰囲気じゃなかった。

ねむ えっ?毎回そんなに短かったんですか?術後の1ヶ月検診も? 術後の経過なんかを聞いたりすればもっと時間がかかりそうなのに。

三十路 術後の経過の細かな聞き取りは、医師の診察の前に看護師さんが。 そこで、看護師さんに回答できないようなことがあれば医師が回答するみたいな、非常に効率的な仕組みができておりました。

ねむ なるほど〜。効率がいいといえばそうですね。 患者さんがたくさんいると、どうしても診察時間が短くなってしまうんですよね。

三十路 医師は、患者の顔色や声色、表情をみるべきだと思うのですが、 多分の今の医学書にはそういうことは書いていないんだとおもいます。

ねむ 先日のドラマでナースが言っていました。「先生は病気を見ているけれど、患者は診ていない」って。

三十路 そのナースの言葉、いただきですね。 最初は女医さんにこだわっていましたが、今は私と相性のいい医師は性別に関係ないって思います。 男の先生でも、患者の気持ちを気遣ってくれる先生っていうのはいますね。私の医師チームの中にもいます。

ねむ 私も今回のことで「女医だからいい」というわけではないことがわかりました。 婦人科にかかわらず、患者の「気持ち」を気遣ってくれる先生はありがたいですね。 できればこういう先生が増えて欲しい。

三十路 そうですね。あと、嫌な医師に出会って、私はああならないように気をつけようと思います。

話はいろいろ脱線し、特にお互いの母親の話で盛り上がった。 性格がすごく似ている。あまりにそちらで盛り上がってしまったので、 後日あらためて仕切りなおしということになった。続きは後編へ(後日アップ予定)。
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